税理士との共同相談
相続はもちろんのこと、離婚、不動産の売買、さらには会社の設立、資金調達、売掛金(事実上焦げ付いた債権を含む。)の回収、債務整理その他、ほぼすべてのトラブルには、法律問題と税金の問題の双方が関係してきます。
現に、法律相談・税務相談にいらっしゃる方の多くは、法律問題の処理と税務関係の処理をともにご心配の方が数多くいらっしゃいます。私たちは、そのような方々へのより迅速かつ充実したサービスの提供ができないか検討を重ねてまいりました。
その結果、「弁護士と税理士が一時に同席し、法律問題の面及び税務面、両方のアドバイスを、可能な限りその場で提供する、ワンストップサービスの場」があれば、もっとも依頼者の皆様のニーズに合致するのではないかと考え、このたび「弁護士・税理士共同相談」を開設いたしました。
弁護士・税理士が共同することのメリット
利便性 | 1カ所にアクセスすれば、法律問題のみならず税務問題・会計問題に関しても自己の抱える一連の問題の解決を相談し、依頼できるという利便性があります。 |
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迅速性 | 1カ所で事件を処理することにより、連絡、報告や書類のやりとりなどの手間が省け、迅速な処理が可能となります。 |
サービスの向上 | 総合化をすれば、税務面を見据えた紛争解決や、紛争予防を意識した会計処理が可能となり、サービスの質の向上が期待できます。 |
専門性 | 相続領域にわたるノウハウ・情報の集積と、プロフェッションとしての力量の向上を図ることができ、専門性が養われます。 |
弁護士、税理士は、それぞれ専門とする業務分野が全くといっていいほど異なります。弁護士は法律問題(誰にどういう権利があり、義務があるのかの法的判断を行う)税理士は税務問題(誰にいかなる理由で、どの程度の額の税金がかかるのかの見通しを立てる)を扱います。
よって、いずれか一方にだけ相談、ということだと、専門対象外の質問に対しては、「そこは、税理士に聞いてください。」「そこは、弁護士に聞いてください。」と、回答せざるを得ないということになります。
相談にいらっしゃる皆様としては、できる限り悩み事や問題点を一挙にすっきりしたいと考えておられるはずです。弁護士、税理士同席の相談は、そのような相談者のニーズに、可能な限り応えようとするものです。
また、正式にご依頼の場合には、鶴丸法律事務所・税理士法人ストラテジー双方で、可能な限り密に協力関係を保ちながら事件処理にあたります。この点でも弁護士ないし税理士だけとの個別相談よりもメリットが大きいといえるでしょう。